【人材ビジネス業界・面接担当者必見】優秀な人材を採用するための採用面接でのポイントとすぐ使える質問集

採用担当者のための面接に役立つ情報をまとめました。
求職者への質問集や、採用担当者としての心構え、良い人材の見極め方など新卒、中途別の採用のポイントもご紹介しております。
採用・面接担当者の方は是非ご一読下さい。

採用担当者の心構えと採用面接の質問15選

採用担当者のための面接に役立つ情報をまとめました。
求職者への質問集や、採用担当者としての心構え、良い人材の見極め方など新卒、中途別の採用のポイントもご紹介しております。採用・面接担当者の方は是非ご一読下さい。

 

 

採用担当・面接担当に向いている人間性

自社に最適な人材を見極めるためには、最適な採用担当が必要不可欠です。実は採用担当・面接担当には俗に2タイプの人間がいるといわれています。

冷静に人を評価できるタイプ

このタイプの方は、自社の仕事や文化と、応募者の適性を見極める業務に向いています。人を評価する際には、冷静かつ客観的に相手を見ることが出来なければなりません。偏見や先入観ばかりで応募者を見てしまうような人は向いていないといえます。
加えて、このタイプの方に必要なスキルは、表現力です。面接等で得た応募者の情報を次のステップの面接担当に伝える能力があるかどうかです。「こうした理由から通過させた」と具体的かつ論理的に次の担当に伝える力が必須です。この表現力があれば、次の選考でもその人の良さに着目することが出来、応募者をよりブラッシュアップできる糸口となります。

応募者の入社意欲を上げるタイプ

このタイプの方は、自社の魅力を伝え応募者の意欲を高める業務に向いています。一言でいえば、応募者を口説く業務です。人から信頼され、人の心を動かす情熱を持っている人にはこの情熱に長けているといえるでしょう。
しかし、この「人を口説く」ことは、その人の人生に影響を与えてしまう、責任の重い業務です。他人を巻き込むことに抵抗があるかたは向いているとは言い切れません。
また、このタイプの人間は、最終的に「選ぶのはあなたです。」と突き放すことはできないはずです。最後まで責任をもってフォローすることが出来る方が必要不可欠です。

2つのタイプをまとめてみます。

この2つのタイプどちらかに偏ることなく、採用担当を配置してみてください。採用活動がうまくいっていない方は、今後の失敗リスクを軽減できるきっかけになるかもしれません。

採用担当・面接担当の心構え

先述した通り、いい人材を見つけるためには採用担当・面接担当の人となりに大きく左右されます。面接の時間を無駄にしないよう採用担当・面接担当が採用面接の際に留意しておくべき点をまとめました。

1.リラックスした雰囲気を作る
読者の中にも「面接選考を受けるのは緊張する」と感じている方も少なくないでしょう。人は「よく見られたい」「良い評価を受けたい」と思うと、自然と自分自身にプレッシャーをかけてしまうため、当然のことではあります。極度の緊張はその人の最大限の魅力を出しきることが出来ません。
そこで、応募者が緊張してしまうのは仕方ないことと割り切ってしまい、面接官自らがその場のリラックスした雰囲気づくりをしてください。緊張してしまっている応募者からの発言は表面的なものばかりになってしまうことも多く、面接官も応募者の人間性が明確に判断できない可能性もあります。
面接官、応募者共にマイナスの結果にならないためにも、緊張させない雰囲気作りは良い面接の基盤作りとも言えます。

2.ダメなところばかりをくみ取らない
応募者の面接の途中で、どうしても応募者のダメな部分ばかりが目に付いてしまうことがあります。一度応募者のダメな部分が見えてしまうと、心の中で「この人は不採用だな」と決めつけてしまい、その後の面接も意味のないものになってしまいます。
こうした面接は「採用するための面接」ではなく「不採用にするための面接」になってしまいます。せっかく応募してきてくれたのですから、「採用するための面接」にしたいですよね。
そのためのコツは応募者の良い部分を優先的に着目することです。応募者をダメだと決めつけないで、その前後からも良いところを見つけ、評価してください。そこで見つけた良いところのそれぞれを、自社の企業文化と比較し、良いところの部分も自社とは合わないと判断したときだけ不採用にするほうが効率的です。
「応募は来るけどいい人が来ない」と思い込んでいる方は一度見直してみるべきです。

3.選考の場も自社のアピールチャンス
面接選考は採用担当・面接官が一方的に応募者を評価するものと考えてしましがちですが、それは間違いです。選考する側も採用担当・面接官をみて自社を評価しています。一方的に高圧的な態度をとる面接よりも、対等な関係でいるほうが、お互いを知ることができ、入社後も双方のギャップを最小限に済ますこともできます。
したがって、面接の場でも応募者を口説いてもいいわけです。会社に入るメリット、その人の良さを自社でどう生かせるかなど、面接を通じて得た人間性を絡めて口説き落とすことも非常に有効的です。

良い質問の仕方

1.どう考え、どう行動する人なのかを見極める質問をする
人間性、思考力、行動力はその人に入社後どういった仕事をさせるかの大前提です。「こうした状況下ではこの人はどう考え、どう行動するか」を見極めなければなりません。よく面接で過去のエピソード、苦労話を聞くのはそのためです。また、状況だけ与え、「このときあなたはどうしますか?」とダイレクトに聞いてみてもよいかもしれません。
返ってきた内容はどんなものでも構いません。「グループ内での立場は…」「上司から与えられた目標が達成できそうになかったときは…」など様々な内容の中身からその人の人間性を割り出せるはずです。

2.どんな発言でも深堀する
表面的なことばかり聞いて採用は決められません。表面上だけ良い人材でも、入社して共に働くとなれば、そうはいきません。応募者の追究のために発言の深堀をしていきましょう。
良い評価を受けようと話を誇張したりエピソードをねつ造したりする方がいますが、深堀することでいずれぼろが出ます。自己PRやエントリーシートで把握したその人の性格、能力といくつかの質問で得られた性格、能力に相違がみられる場合はどちらかが作っている自分の可能性が高いです。
応募者を追究するために「なぜ?」「具体的には?」と繰り返し聞くことが質問する上でのコツです。
どんな発言でも深堀して、その人の本当の姿を見つけ出してください。

3.将来の話はその人を知ってから
採用に関して聞いておくべき質問事項の一つにこの会社に入ってどうなりたいか、どういった働き方がしたいかです。確かに、せっかく入社してもらうのならば、目標を持ち、日々邁進してくれる人材を確保したいものです。
しかし、そういった未来についての質問は前述した2つのような質問からその人を見つけだしてからするべきです。その人がどういう人か何も知らないまま未来の話を聞いても説得力に欠けますし、実現可能かも判断が出来ません。
過去への質問はパーソナリティを問う質問であり、未来への質問はその人バイタリティを問う質問と言えます。

良い求職者を見極めるための採用面接質問集

他社でもよく聞かれる質問とその意図を厳選してまとめてみました。

1. 当社を志望した理由は何ですか?また、それはなぜですか?
【志望理由】
応募理由を端的かつ説得力のある説明が出来るかを確認します。さらに深堀りする質問は相手の思考の伝える力・考える力を深さを確認できます。

2. 今までで一番成果を上げられたことは何ですか?また、なぜその成果を上げることが出来たと思いますか?
【論理的思考力】
自身の成功体験を、ポイントを絞って論理的に把握できているのかを確認します。これまでの経験を学びとして吸収できているかも確認できます。成果を上げた経験だけで、理由がわかっていなければ、次に成果を上げるのは難しい人材かもしれません。

3. 1分間で自己PRしてください。
【コミュニケーション能力】
自分を客観的にとらえ、整理し説明する能力、話し方などから伝える力をみます。そのPRの中から過去の経験談を聞きだし、応募者の人間性を深堀出来ます。

4. 入社してどんな活躍を考えていますか。また、それが実現できそうになかったとき、どうしますか?
【想像力と論理的思考力】
成果を上げるための手立て、またそのためにどうすればよいかをチェックします。周囲を巻き込んで成果を上げることのできるパーソナリティを併せ持つ姿勢もは博することが出来ます。

5. 長所と欠点を教えてください。
【自己認識】
自分を素直に、客観的に見ることが出来るかをチェックします。素直さに着眼点を置くならば、欠点について正直に認めているかを確認しましょう。「今後どうやって自分の毛店と向き合っていきますか?」と投げかけ、正直さを感じることが出来ればOKです。

6. 仕事においての目標やノルマをどう考えますか?
【責任感とビジネスマインド】
どう回答してきても、「なぜ?」を追究してみてください。会社のため、利益のため、自分の立場向上のため、といった答えが出ればよいでしょう。

7. 尊敬する人をはいますか?また、それはなぜですか?
【目標意識】
自分の軸を持っている方の多くは、その軸に似通った軸を持った尊敬している人を持っています。他人の事を聞いているようでその人の目標意識を問いただすことの出来る質問です。

8. どんな会社で働きたいと思いますか?
【仕事の位置づけ】
仕事に何を求めるかを確認します。応募者にとっての働くことの価値観が判る質問です。その価値観が企業文化とマッチしているかが最重要です。会社に合わせてよく見られようと、思ってもいない価値観話される場合もあるので、「なぜ?」を問いかけてみてください。

9. 10年後、どんな仕事をしていたいと思いますか?
【目標意識と仕事の位置づけ】
仕事についてどの程度真剣に考えているかを確認します。どんな目標をもって、努力をしていくかから、日常生活での仕事の位置づけを導き出してください。

10. 仕事を通じて何を実現したいですか?
【貢献意識】
仕事に対するモチベーションを把握します。自分以外の視点(家族、顧客、社会など)の答えが出てくれば高い貢献意識を持っているといえます。

11. 今後どんな能力を高めたいですか?
【自己認識】
今の自分に足りないと思っているものを、仕事を通じて高めたいというモチベーションを確認します。将来の自分と、今の自分の理解度を把握しているか要チェックです。

12. 仕事をするうえで何をやりがいにしていますか?
【目的意識】
セルフモチベーションが出来ている人は、圧倒的に目標設定がうまい人です。遠くの目標よりも、普段からどう良い成果を上げて行動できるか、やりがいを持っているか、またそれが明確なものか確認してください。

13. これまで継続して努力してきたことはありますか?
【継続力】
スポーツでもアルバイトでも勉強でも、長い期間継続できることはビジネスで成果を上げるうえでも必要な要素です。なぜ続けることが出来たのかを質問し、継続力と再現率をチェックしてみましょう。

14. これまで辛かったことはありますか?どうやってそれをのりこえましたか?
【ストレス耐性】
大変なことを乗り越えた成功体験がある人は、苦しいときに踏ん張りが利きます。そこからの成功体験は自分から何かを解決するための自信となっているはずです。

15. 前職へ入社する際の志望動機は?
【キャリアプラン】
ここで聞きたいのは、志望動機そのものよりも、キャリアプランや転職理由に整合性があるか?といった点です。前職の次のステップとして転職があると筋道立てて説明できているか確認してみてください。

まとめ

良い人材を求めるなら良い採用担当・面接担当から」。良い人材を見抜くためにも、確保した人材が入社して活躍してくれるためにも、面接担当・採用担当が舵を取っているのがお分かりいただけたでしょうか。そのために意識してみることをまとめてみても、とてもたくさんあるように感じてしましがちですが、共通することは「応募者を思いやる気持ち」です。採用担当のちょっとした気遣いで応募者の意識も違うものになります。
応募者・企業双方にプラスになるような面接を心がけてみてください。

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参考文献

-マイナビ転職 面接でよくある質問の回答

-DODA 面接官はこれを知りたいよく聞かれる33の質問

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