人材派遣の今後
人材派遣業は、厚生労働省の許可を受けて求職者(派遣社員)を求人者(派遣先企業)に派遣する業態のことを指します。売り上げ構造も違いますので、人材派遣と人材紹介の違いなど詳細をご覧になりたい方は、下記URLをご覧ください。
https://www.jinzai-business.com/27
人材派遣業は、人材サービス業界の稼ぎ頭です。
労働市場の近未来を予測したリクルートワークス研究所の『2020年の「働く」を展望する』によれば、少子高齢化の進展により、今後、就業者の年齢構成は大きく変動します。また、サービス産業化が進みキャリアチェンジを余儀なくされる時代でもあります。
このような時代において、人材派遣業界は変動する求職者と派遣先企業のニーズに応えていかなければいけません。
2020年新たな課題
2020年新たな課題で皆さんが思いつくのは、何でしょうか。外国人労働者、人材紹介への規模拡大、就業者の年齢構成の変動…
すべて正解です。上記の通りでもありますし、弊社も外国人労働者や人材紹介業新規立ち上げのご相談やお問い合わせが増えております。しかし、大事なことをお忘れではないでしょうか。新規事業を行うには、投資金とリスクがセットになってついてくるものです。2019年4月出入国及び難民認定法が改定され、2020年東京オリンピック開催後、景気が心配される中、今のうちから少しでも対策をしたいですよね。
そんなあなたに、朗報です!↓↓
主婦の力で派遣を復活
主婦派遣はストック型産業であり、派遣業界の基礎的な業態の1つでありますが、メリットもデメリットもあります。継続的に利益が得られるため、比較的安定しやすいという特徴があります。このメリットをうまく活かすことが、まさに時代の流れにのるために必要です。なぜなら、この継続的な資金源が会社の経営には欠かせないからです。
時代の流れが大きく変わりそうな今、改めて派遣業の根源である主婦の採用を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。
主婦の方に働いていただくメリット
主婦の方を雇うメリットは大きく分けて3つあります。
1つ目は、驚くほど求人しやすいことです。厚生労働省の調べで確認されている限りで、就業を希望しながらも働いていない女性は300万人も存在します。また、例年共働き世代が増加し、今年はついに専業主婦世帯の2倍もの数値になったことから、今後も増加していくことが予想されます。
2つ目は、人材の質がいいことです。当日欠席や、遅刻が少ないことに加え、働く経験のあった方が多く、スキルを持つ方が多いです。パソコンでのデータ入力や執筆の委託、ペーパーテストの採点などの案件が増えつつある近年では、経験豊富な主婦の方は重宝されるのではないでしょうか。
3つ目に、利益率が比較的高いことです。主婦採用はコストが低く、赤字覚悟で現場を回す必要が少なくなります。
参考資料
人材サービス産業の近未来を考える会「2020年の労働市場と人材サービス産業の役割」
厚生労働省「配偶者手当の取り巻く環境について」
厚生労働省「平成29年版働く女性の実情」