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現在、様々な理由によりドライバー人材が不足しております。そんな中、ドライバー人材を紹介することができる会社は貴重な存在です。そこで、本記事ではドライバーの最新の採用手法について紹介しております。新しい手法を取り入れ、人材不足の現状に臨機応変に対応していきましょう。
ドライバー人材の不足の現状
有効求人倍率とは求人数を求職者数で割った値のことです。
つまり、有効求人倍率が高いほど、求人数に対する求職者が少なく人手不足であるということになります。
以下は、自動車運転の職業(ドライバー)と全職業の有効求人倍率の推移をグラフにしたものです。
グラフが示すように、ドライバーの有効求人倍率は年々全業種との差を広げて上昇しており、令和元年度は全業種の約2倍の値となっております。
このように、ドライバーの人手不足は深刻化しているのです。
【出典:e-Stat「職業安定業務統計」をもとに船井総合研究所にて作成】
ドライバー人材の不足の原因
ドライバーの人材不足の原因の一つとして、ドライバーの仕事の体力が必要で労働量が多いというイメージが挙げられます。
このイメージが若者の求職者数の減少や、女性の参入の難しさにつながっていると考えられます。
また、単に求職者が減っただけでなく、デジタル化の進行によりオンラインショッピングの件数が増え、業務量が増えたことも人材不足の原因です。
新しい求人メディアの立ち上げ
ドライバーの人材紹介のためには、自社でドライバーを募集する必要があります。
具体的には、自社のホームページに加え、新しく求人メディアを立ち上げるということです。
しかし、普通の求人メディアを立ち上げて募集したところでドライバーは集まりません。
募集を成功させるには下記の3つのポイントが重要です。
①ドライバーの募集に特化し、かつ地域にも特化した求人メディアを立ち上げる。
②社名を出さずに「~センター」「~ドットコム」という名前で運営する。
③狭いエリアで知名度を上げた上で他社に営業する。
業種に特化した求人メディアのメリット・デメリット
【メリット】
①企業ブランディング
業種に特化した求人メディアを構築し、人材紹介をすることで、長期的には企業ブランディングにつながる可能性が高いです。
経営努力のみで企業ブランディングをすることは困難ですが、業種特化の求人メディアの構築により、将来的に以下のグラフの流れで、好循環をもたらします。
【出典:船井総合研究所にて作成】
②人手不足の会社に貢献
前述の通り、ドライバーの人材不足は深刻な状況にあります。
この状況で、ドライバー人材を他社に紹介することができる会社は、社会的にも価値があるといえます。
そのうち、他社に「ドライバーの人材紹介といえばこの会社」と考えてもらえるようになり、案件が増え、主力事業へと成長していくのです。
【デメリット】
景気に左右されやすい点です。
業種特化の人材紹介は、「買い手市場」のときに業種に特化していることが裏目に出ることがあります。
採用する意欲の高い求人案件を集めることが難しくなり、案件がないと転職者が集まらなくなります。
結果的に、転職者は少しでも採用の可能性を広げるために、様々な業種を扱う人材紹介会社に頼るようになってしまいます。
ソーシャルリクルーティングの活用
ソーシャルリクルーティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した採用活動のことです。
デジタル時代下では、まず自社の存在を知ってもらうという意味でも、大変有効な手法であるといえます。
企業と個人が双方向にコミュニケーションをとることができるため、
・低コスト
・情報の拡散力が高い
・求職者の人柄を予測できる
というメリットがあります。
しかし、頻繁に情報発信をしていかないと多くの情報の中に埋もれてしまうため、マメな情報発信が必要となります。
新たな採用手法を取り入れましょう!
結論としては、現在ドライバーの人材不足は深刻なものであり、人材紹介においても、新しい採用手法を取り入れることが必要であるということです。
ぜひ、ご紹介いたしました手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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⇒https://www.jinzai-business.com/management
参考ページ
船井総研人材ビジネス支援部運営キュレーションサイト
「人材採用・人材募集ドットコム」内ページ
「物流・ロジスティクス業界に特化した人材紹介!需要が高い理由とは?」https://www.jinzai-business.com/92