目次
「募集しても人が集まらない…」と人手不足でお困りの会社、かつ人材募集で求職者の応募を増やしたい、応募方法を最適化させたい地域の人材紹介会社向けの記事です。効果的なWebマーケティング手法や、リスティング広告・SNS広告について、分かりやすく詳細に解説しています。紙媒体のみで求人募集を行っている会社は必見の情報です。
求職者から応募の来る人材募集方法とWebマーケティング手法
まずはこの表をご覧ください。
(出典)総務省「国勢調査」、「人口推計(各年10月1日現在)」https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd101100.html
生産年齢人口とは、生産活動の中心にいる人口層のことで、15歳以上65歳未満の人口がこれに 該当します。この表から生産年齢人口は、2020年以降も減少し続けることが予想されます。
少子高齢化が進む現在、業界職種問わず、日本中が圧倒的人材不足に悩まされています。
特に中小企業において問題とされているのが、“求人へ応募が集まらない”ということです。
なぜ応募が集まらないのか、考えられる要因は主に2つあります。
要因①:紙媒体での募集やなんとなくWeb広告媒体を利用している
要因②:ポータルサイト・自社企業サイトに求人情報を掲載している
多くの場合、上記のような状況では応募は集まりにくいのが現状、、、
なぜ応募が集まらないのか、その理由をご説明します。
まず要因①についてですが、
そもそも採用したいターゲット層に求人情報が届いていない可能性が高いということです。
というのも現在、求職者の約6割以上がインターネットを使って仕事探しをするというデータがあります。
その為、いくら紙媒体で募集をしても、高齢者などの限られた層にしか情報が届いていない可能性が高く、そもそものリーチ数が少ないのが現状です。
『インターネット利用率』
(出典)総務省「通信利用動向調査」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html
一方でWeb広告媒体は利用しているといってもインターネットの普及に伴い、企業側の競合化も激しくなっているため、単にWeb広告媒体で求人を掲載しているだけでは、求職者への情報発信はできず、広告費用の垂れ流し状態になってしまいます。
コストを抑え、より多くの応募を集めるためには採用したいターゲット層を明確にした上で、適切な広告手段を考える必要があります。
では実際に、どの広告媒体をどのように活用すればいいのか、今活用すべき、Web広告媒体であるリスティング広告・SNS広告については次項で詳細にご紹介いたします。
次に要因②についてです。
まずポータルサイトですが、他社の利用率も上昇傾向にあるため、1つの求人あたりのアクセス数が少なくなっているのが現状です。つまり求職者の目に入る機会が少ないということです。
その他にも他社の求人情報との差別化が難しい、運営元の媒体会社によって応募数が左右されてしまうといった理由から応募が集まりにくいです。
また、自社企業サイトに求人情報を掲載してしまっている場合は、そもそも求職者側から求人・転職サイトとして認識されず、
求職者が応募に至る前にサイトから離脱してしまうという傾向があります。
上記のような理由からポータルサイトや自社サイトへの求人掲載はあまりお勧めできません。
では、応募が集まりやすくするためにはどのようにすればいいか。
それは求人・転職情報に特化した自社のメディアを持つことです。
自社サイトを運営するメリットは下記の通りです。
ーーーーー
【自社サイトを制作するメリット】
・情報量を多く掲載でき、マッチング度の高い人材から応募がくる
・応募者の状況に応じてデータ解析を行い、よりよいサイトにできる
・他社媒体に頼ることなく独自の宣伝が可能となる
ーーーーー
以上をまとめると、応募を増やすためには、2つのポイントを抑える必要があります。
ポイント①:ターゲット層に対して最適なWeb媒体を見極め、活用する
ポイント②:求人・転職情報に特化した自社メディアを設計する
今回はポイント①のWebサイトから自社サイトへ効果的に誘導するWebマーケティング手法である、リスティング広告・SNS広告をご紹介いたします。
(各検索エンジンの)リスティング広告による効果的な人材募集方法
リスティング広告とは、検索エンジン上の有料広告で、ユーザーが検索したキーワードと関連したサイトが検索結果の上部に表示される広告のことです。
この「リスティング広告」の特徴は以下の通りです。
・検索という行動を起こしたニーズがあるユーザーに情報を届けられる
・広告が表示され、クリックされることで初めて費用が発生する
・配信結果を数値で把握できるため、分析・改善できる
リスティング広告は、検索という行動を起こしたニーズのある顕在層に対して直接アプローチできるため、適切な求職者に求人情報を届けることができます。
3つの効果的なリスティング広告を運用するポイント
①自社の強みをアピール
競合他社が多いので、自社の強みを明確にし、ユーザーに的確に訴求する
②キーワードを検討
ユーザーがよく検索しそうだが、競合が少ないキーワードを見つける
③広告の最適化
広告が表示された回数、クリックされた回数、かかった費用、費用対効果などデータ収集や効果測定が数字で確認出来るので、分析→施策→改善することで効果を上げる
SNS広告による効果的な人材募集方法
SNS広告とは、ソーシャル・ネットワーク・サービスの利用者であるユーザーのタイムライン上に表示される広告のことです。
この「SNS広告」の特徴は以下の通りです。
■いいね機能やリツイート機能を利用することで、情報を拡散できる
■サービス利用開始時に登録するプロフィール情報や、普段のSNS活動によって趣味嗜好がわかるため、正確にターゲティングできる
■SNSで私生活が見えるため、企業側から求職者とのミスマッチが少なくなる
SNSの求人は、なんとなくSNSを利用しているニーズのないユーザーに対してアプローチができるという特徴があります。まだ仕事を探しているわけではないが、将来的に転職する可能性がある潜在層に対して情報を届けることができます。
上記で説明した、「リスティング広告」と「SNS広告」を活用することで、現在求職中である顕在層と、将来的に仕事を探す可能性のある潜在層へ網羅的に求人情報を届けることができます。
リスティング広告、SNS広告など、各媒体で狙うことができるターゲット層を理解し、用途に合わせて媒体を活用することで、効率的に自社メディアに誘導することができます。
Web掲載の求人広告市場の成長性
人材ビジネスにおいて、少子高齢化が進み、労働者不足は加速しています。これから企業の人材争奪戦はますます激しくなるでしょう。
現時点で6割以上の求職者がWeb媒体を使って求職活動を行っており、今後も増え続けるとされています。これに伴い、Web媒体活用して採用活動を行う企業は増え続け、競合化がさらに加速することが予想されます。
まとめ
今回ご紹介したように、中小企業の採用活動は、メディアに情報を載せるだけの受け身の姿勢では応募が集まりづらい傾向にあります。
自社メディアにより多くの求職者を誘導するためには、採用計画を入念に練り、状況に応じた最適なWeb媒体を明確化し、他社よりも優れた広告の運用を多媒体で行う方法がいいでしょう。
また、せっかく自社サイトに流入した求職者が他社サイトへ流れないよう、求職者にとって利用しやすいサイトの設計を考えていくことで、採用に困らない仕組みを構築することができます。
採用に困らない仕組み構築のため、SNS広告やリスティング広告といった多媒体での広告運用、自社サイトの設計・運用を、他社と差別化を図りながら行っていかなければなりません。
しかしWebサイトの運用、Webマーケティングに関する知識やスキルのある人材を雇用することは簡単ではありません。
そこで弊社では、人材ビジネス業界の専門コンサルタントによる無料相談実施中です。
自社採用ページを使った採用活動をしてみたいけど、何から始めればいいのかわからない・・・どのWeb媒体を使えば効果がでるのか分からない・・・などといった疑問をお持ちの方のために、サイト制作・広告運用の専門家による「無料個別相談」を行っております。
この機会に是非お問い合わせ下さい。無料個別相談は、下記リンク先よりお申込みいただけます。
https://www.jinzai-business.com/management