【2017年2月】SNSを用いた最新の人材募集方法―Facebookの新機能をチェック

2017年2月に更新されたFacebookの新機能やおすすめツールについて紹介!
また、Facebook広告を使った人材募集の方法も解説します!

SNSを活用した人材募集~ソーシャルリクルーティング~

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、「Facebook」「Twitter」「LINE」などのことを指します。このSNSを活用したリクルーティングなので、「ソーシャルリクルーティング」と呼ばれます。

この「ソーシャルリクルーティング」のメリットは以下の通りです。
基本的に無料(低コスト)
情報の拡散力が高い
候補者の私生活が見えやすい
これは一部の例ですが、これだけでもソーシャルリクルーティングのメリットがうかがい知れますね。

一方で、以下のようなデメリットもあります。
炎上の可能性(ブランドイメージにマイナス)
マメな更新(手間)がかかる
特に近年では、SNSの炎上で企業のイメージが損なわれるだけではなく、業界全体のイメージの低下や個人への攻撃を招く可能性もあるために、慎重に行う必要があるでしょう。

そんなソーシャルリクルーティングですが、すでに多くの企業が行っており、特に真新しい印象は受けないかもしれません。
しかし、先月(2月15日)、Facebookに新機能が追加されました。
その新機能はアメリカやカナダで先行して導入されるものですが、これがなかなか画期的なものなのです。

Facebookで人材募集ってどうやるの?

新機能について紹介する前に、Facebookを用いた人材募集について解説します。
(すでにFacebookで人材募集を行っている方や、知見がある方は次項からご覧ください。)

そもそも、Facebookには人材募集専用の機能があるわけではありません。Facebookの利用者の目的は、一般的なSNSと同様に「他者との交流、情報の発信・受取」であるからです。
一方で、Facebookには「広告機能」があります。これは、個人や企業に関わらず誰でも使用することができる機能です。
今回は「広告を使った人材募集のやり方」に絞って解説します。

Facebookアカウントの作成

Facebookアカウントが無ければ、広告機能を使用することはできません。まずはアカウントを作成しましょう。注意したいのは、「企業の公式アカウント」のような仕様はFacebookには無いため、まず個人用のアカウント作成する必要があります。

Facebookページの作成

ここで、企業名や団体名などを冠したページを作成します。なお、ここで使用する個人用のアカウントの情報はページ内に記載されません。
企業や団体としてではなく、個人として人材募集をする場合はこの手順は不要です。

広告を作る

ここでは、複数の手順に分かれます。

1. 目的の設定

広告の目的を設定します。「投稿した記事の宣伝」や「Facebookページの宣伝」、「外部サイト(自社サイト)へのアクセス数を増やす」など、いろいろな目的が設定できます。人材募集をする際に、自社サイトへ誘導し、採用につなげたい場合は、「ウェブサイトでのコンバージョンを増やす」という目的が適しています。

2. ターゲットの設定

広告を表示する利用者の層を設定することができます。地域、年齢、性別、言語、趣味や関心、行動などの条件で絞り込みができます。絞り込みが甘かったり、逆に厳しくしすぎても成果がでにくくなります。地域や言語をベースに、年齢や性別で調整して絞り込むのが良いでしょう。ただし、広告の内容自体にこれらの条件を限定する文言を書き込むこと、イメージさせることは違法になります。
※詳しくは「募集要項の正しい書き方【雇用対策法・男女雇用機会均等法・職業安定法準拠】」をご覧ください

3. 予算の設定

1日の予算か、あるいは期間を設定した通算予算を設定できます。通算予算を設定する場合、曜日や時間帯を指定して広告を表示させることもできます。

4. 広告のデザインを設定

画像や動画の表示の方法や、広告の見出しや表示場所などの設定ができます。
画像の場合、画像の中に文字の量が多いとリーチ数(広告のコンテンツを見てくれる人)が減ってしまいます。画像内の文字の量の可否はこちらのツールで確認することができます。【グリッドツール】

広告を確認する

広告の作成が完了したら、一度その広告がどのような表記になっているかを確認してみましょう。また、パソコンから見る場合とスマートフォンから見る場合の両方を確認するべきです。Facebookの利用者の大半はスマートフォンから閲覧しているため、特にスマートフォンでの表示は注意が必要です。

以上が、Facebook広告を利用する一連の手順になります。
低コストでかつ効率的に広告が利用できるため、利用したことが無い人は一度お試しで利用してみてはいかがでしょうか。

Facebookの新機能とは?

さて、追加された新機能とは、ようするに「企業が求人リストを掲載できる機能」のことです。
これまでにも、「Facebook広告で人材募集」という手法がありましたが、リクルーティング専用の機能というわけではなく、そういったビジネス向けの機能を専門とする「LinkedIn」などのSNSが主役になっていました。

LinkedInとは?

Facebookとは異なり、転職先を探したり異業種の交流を目的とした交流をするために登録するユーザーがほとんどです。よって、プロフェッショナルが集まるSNSという位置づけになるでしょう。日本ではあまり普及していませんが、欧米諸国ではかなりメジャーなSNSです。

Facebookの新機能で何が変わる?

では、この「企業が求人リストを掲載できる機能」で一体何が変わるのでしょうか。

LinkedInの仕様では、プロフェッショナル(スキルやモチベーションの高い)人材の採用に主眼が置かれていました。
一方で、Facebookの利用者はプロフェッショナルな人たちばかりではありません。単純労働者や、中には就労意欲がない人もいるでしょう。
そういった層、すなわちLinkedInが目をつけなかった層に、Facebookの新機能はアクセスできるのです。

日本への実装はいつ?

「Facebook Business」の投稿によると、

新機能は、まず米国とカナダで提供されます。

とあるように、日本での実装は明言されていません。
とはいえ、日本のFacebook利用者の層は40代が最も厚く、次いで30代、20代というように若者の利用者が多いため、この新機能による可能性はかなり大きいものだということができます。よって、日本版Facebookへの実装はいずれなされるものと考えてよさそうです。
人材採用をする企業は、実装されてから慌てて準備をするのではなく、今のうちから準備をしておく必要があるでしょう。

その他のソーシャルリクルーティング

以上では主にFacebookの解説をしてきましたが、人材募集の方法はなにもひとつに絞る必要はありません。同時に複数のツールを併用し、効率的に人材を募集・採用していきましょう。以下、おすすめのツールを紹介します。

Wantedly Admin

日本における代表的なソーシャルリクルーティングサービスです。先述したLinkedInとは異なり、一般的な転職希望者や潜在的に転職する可能性のある人が多く、また企業とのマッチングというよりは、「企業と求職者の関係を繋ぐ」というスタンスですから、幅広い人材との接点を持てるという点でおすすめです。また、異業種の人材との情報共有も可能なため、人材募集や転職を目的としない場合の利用もおすすめです。

Eight

iPhoneやAndroidスマートフォンで使用可能な名刺管理アプリです。このアプリでは名刺を管理するだけでなく、同じアプリを使用している他のユーザーと接点を持つことも可能です。SNSを活用したリクルーティングは、広範囲に情報を拡散させ不特定多数の求職者を募るという方法が多いですが、このアプリではピンポイントで人材をスカウトできるのが強みになります。もちろん、通常の名刺管理アプリとしても利用できるので、すべてのビジネスマンにおすすめできます。

Indeed

採用ホームページや求人情報サイト(マイナビやリクナビなど)の検索エンジンサイトです。利用者は職種と地域で求人情報を検索することができますが、その際に、検索上位に表示させることができます。(=Indeed広告)利用者のメリットとしては、Google検索のように自分の意図しない検索結果(求人以外の検索結果)が出にくいということがあげられますが、このメリットはそのまま企業のメリットに転化できます。つまり、求人情報をピンポイントに求職者に見てもらうことができるということです。自社採用ページを運用している場合は、是非利用したいツールです。

総括

今回はFacebookを中心に、SNSを利用した人材募集の方法を解説しました。ウェブを活用した人材募集は現代の最先端であり、日々進歩しています。一見すでに流行が去ったと思われがちなSNSを活用した人材募集ですが、こちらも日々進化を遂げていますから、是非活用していきましょう。

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参考サイト

https://www.facebook.com/business/news/take-the-work-out-of-hiring
求人募集も求人応募も、Facebookでもっとスムーズに | Facebook for Business

http://jp.techcrunch.com/2017/02/17/20170215facebook-jobs/
Facebookで職探し―、LinkedInの牙城を崩す新機能 | TechCrunch Japan

http://www.lifehacker.jp/2017/03/170307_20170307_facebook_works.html
「Facebook」を活用して「職探し」をする人が増えるかもしれない | ライフハッカー[日本版]

http://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/
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