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多くの企業が「薬剤師の採用」に頭を抱えています。本コラムでは、薬剤師の採用に困っている企業の方向けに、薬剤師の効率的な募集・採用方法をご紹介します。Indeedや採用ホームページを活用し、「高い広告費を払っているのに応募が来ない」といった課題を解消する方法をご説明いたします。
薬剤師の採用の現状
平成28年に厚生労働省が発表したデータによると薬剤師の有効求人倍率は10.3倍にもなります。
2020年3月時点の、全体での有効求人倍率は 1.39倍です。それ以降も下降しています。
比較してみると、薬剤師は圧倒的に不足していると分かります。実際に多くの企業が薬剤師の採用難に悩んでいます。
※有効求人倍率とは、
求職者に対する求人数の割合のことです。有効求人倍率10.3倍ということは、薬剤師1人に対し求人が10個あるということを示します。 |
薬剤師の募集・採用の課題点
薬剤師を採用する際に、多く企業が以下のような課題をお持ちです。
・高い広告費を払っているのに応募が来ない
・企業ホームページを活用できない
これらについて解決策を紹介していきます。
効率的な募集・採用方法①~Indeedを活用する~
前項目で述べた「高い広告費を払っているのに応募が来ない」という課題にはIndeedの活用をおすすめします。
Indeedとは、求人特化型検索エンジンのことです。Indeedは大きく2つの構成に分かれています。
①スポンサー求人枠(有料掲載枠)
②オーガニック求人枠(無料掲載枠) |
スポンサー求人枠(有料掲載枠)とは、広告費を支払って検索結果でスポンサー枠という目立つ場所に表示できるというサービスです。
オーガニック求人枠(無料掲載枠)とは、求人情報と思われるページを勝手にピックアップして掲載しているので料金はかからない枠のことを示します。
♦️クリック課金型
Indeedの特徴の1つにクリック課金型というものがあります。
一般の求人サイトは、広告を掲載したら「掲載費」として料金を支払わなければ
なりません。
つまり、応募が来なくても料金を支払っていることになります。
一方、Indeedの有料掲載はクリック課金型広告なので、クリックされた回数で
料金が決まります。
料金はデポジット型になりますので、予算オーバーになることもありません。
また、Indeedは自由度が高く、1クリック当たりの予算(上限クリック単価)や
1日当たりの予算(日予算設定)などの様々な設定をアレンジすることができます。
~Indeedのメリット~
・利用者数が多い
・無料でも利用できる
・期間や予算の設定自由度が高い
・クリック課金型でコストリスクが低い
~Indeedのデメリット~
・潜在層にアプローチできない
・人気の求人はクリック単価が高騰する
Indeedを活用することで、「高い広告費を払っているのに応募が来ない」と言った課題
を解消することができます。
効率的な募集・採用方法②~採用HPを作る~
薬剤師を採用する際の課題に「企業ホームページに求人を載せられない」とあります。
企業ホームページに求人を載せられない理由は、企業ホームページは多くの患者さんが訪れるページであるからです。そこに、薬剤師向けの求人があることで「ここは人手不足なのかな、、?」といった患者さんの不安要素になりかねないため、企業ホームページに求人を載せることは避けたいのです。
このような課題は「採用ホームページ」を制作して解消することができます。
採用ホームページとは、採用活動に力を入れるために企業サイトとは別物として作るサイトです。採用ホームページのコンテンツ内容はすべて求職者向けに作られています。
一方、企業ホームページはお客様に向けたコンテンツで構成されており、採用情報はコンテンツの1部にすぎません。
イメージは以下の通りです。
採用サイトを制作することによって、求職者は十分な情報を手に入れることができるので安心して応募することができます。
また、企業側から見ても十分に情報を読んで応募してくれているのでミスマッチが起こりにくいなどのメリットがあります。
また、応募者数を増やすためには、求職者に向けて継続的・長期的に情報発信し続けることが大切です。
その点、自社採用サイトは自社のタイミングで好きなだけ情報を発信することができます。
優秀な人材ほど、企業サイトや採用サイトをチェックしていますので、情報発信を怠らないようにしましょう。
~採用HPのメリット~
・制限なく情報を書き込める
・事前にミスマッチを防ぐことができる
・コストが抑えられる
効率的な募集・採用方法③~補足編~
最初の方に述べた通り、薬剤師の有効求人倍率は10.3倍にもなります。
そのため、競合他社よりも働きやすい環境や福利厚生の充実度を整えてなければいけません。
ここでは、薬剤師のよくある辞めたい理由を記述しております。
辞めたい&転職を考えた理由
・異動、転勤が多い
・人間関係が窮屈
・残業、業務量が多い
・休みが少ない
・給料が低い
・評価制度が整っていない
などが上げられています。
上記に述べた、薬剤師さんからよくある、辞めたい理由を参考に改善してみてはいかがですか。
まとめ
本コラムでは、薬剤師の採用でお困りの企業様向けに、薬剤師採用の現状と効率的な募集・採用方法をご紹介しました。もっと具体的な内容に関しましては、船井総研人材ビジネス支援部にて「医療・介護・障がい福祉・業界向け:自社採用強化法」をまとめたダウンロード無料のレポートをご用意しております。初めての方に関しましても、この機会にぜひダウンロードの上、内容をご覧くださいませ。
⇒https://www.jinzai-business.com/report_dl/200714_2
参考資料・サイト
【厚生労働省】平成30年労働市場分析レポートhttps://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000404770.pdf
【厚生労働省】一般職業紹介状況(令和2年3月分及び令和元年度分)について
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00034.html
【厚生労働省】労働市場分析レポート
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000110648.pdf
【人材採用・人材募集.COM】自社採用ページを活用した人材募集の方法
https://www.jinzai-business.com/70