「持続的成長」 の為に急務とされる◤高収益「第二本業」体制◢の早期確立法③

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全業種対応!有望・穴場市場として噂の高卒採用マーケット

「高校生就職応援メディアビジネス」の全貌!

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新型コロナウイルス感染拡大によって影響を受けられた方、罹患された方、体調を崩されている方へ、謹んでお見舞いを申し上げます。

 

前回は高収益・人手不足対応型「第二本業」の第1弾目として「業種特化型人材紹介ビジネス」について成功事例も含めて解説をさせて頂きました。

 

今回は第2弾目の事業として「高卒採用マーケット」「高校生就職応援メディアビジネス」について分かりやすく解説いたします。

 

高卒採用市場の現状

 

生産年齢人口減少によって労働力が不足しており、高卒採用事業の需要が高まっています。

 

少子高齢化の影響によって生産年齢人口が減少しており、企業にとって労働力を確保することが非常に重要な課題となっています。

 

現在、高卒採用に力を入れる企業が多く、高卒採用は成長中の市場といえます。以下のグラフをご覧ください。

 

 

(引用)厚生労働省「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」https://www.mhlw.go.jp/content/11800000/000559024.pdf

 

このグラフから読み取れることとしては、

 

・求人数は約44万3千人で、前年同期比4.0%増
・求職者数は約17万6千人で、同2.3%減
・求人倍率は2.52倍で、同0.15ポイント上昇

 

上記のようなことが挙げられます。2015年から2020年で求職者数は一定なのに対し、求人数は毎年増加しています。

 

有効求人倍率とは、求職者1人に対して何人分の求人があったかを示す指標です。2.52倍ということは、1人に対して2.5人分の求人があるということを示しています。以上から、現状として高卒採用は学生優位の売り手市場といえます。

 

高卒採用が成長している背景とは?

 

企業が出す高卒者への求人数が増加した原因を考えていきましょう。

 

現在、多くの企業の労働力が不足しており、競合が多いため、新卒者を採用することは簡単ではありません。特に中小企業は、大卒採用に苦戦しています。企業にとって、大卒採用が難しい理由としては以下が考えられます。

 

・大卒採用には時間とお金がかかる
・大卒者は辞退してしまう可能性がある

 

大卒者は志望企業を複数社受験することが一般的であり、内定を出しても辞退されてしまう可能性があります。

 

また、就職活動期間が長く、求人広告を多媒体で出す等、採用活動に多大なコストがかかるため、大卒採用の成功は難しいと考えられます。

近年、中小企業を中心に高卒採用に力を入れる企業が増えており、有効求人倍率は毎年増加傾向にあります。

 

次項から、高卒採用の現状について詳しくお伝えします。

 

高卒採用の概要

 

高卒採用には、行政・学校組織・主要経済団体によって定められたルールがあります。

 

厳しいルールがある理由としては、高校生は学校教育を受けることが最優先事項のため、就職活動によって学習時間を確保できなくなること、通学できなくなることがないよう、高校生を守るためです。

高卒採用全体の流れ

 

高卒採用は、学校が企業とのやり取り・就職活動の指導を行います。

 

 

(出典・引用)東京労働局「新卒者募集のために」
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/content/contents/000644461.pdf

 

求人企業の動き

スケジュールや解禁日が取り決められています。企業は採用成功に向け、どのような採用活動を行うのか計画を立てる必要があるため、事前に採用のスケジュールを把握しておきましょう。

 

<例:2021年度新規高等学校卒業者の募集・採用の流れ(東京都)>

※新型コロナウイルスの感染状況によっては、スケジュールの変動が起こる可能性がございます。あらかじめご了承ください。

 

 

 

 

(出典・引用)東京労働局「新規学校卒業者の採用について」

https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/hourei_seido_tetsuzuki/shokugyou_shoukai/_121483.html

 

高卒採用活動は短期間で終わってしまうため、ルールを把握した上で前準備をすることが高卒採用の成功のための第一歩です。

 

高卒採用の特徴

大卒採用とは異なる高卒採用独自の特徴を知っておきましょう。

 

1.【学校斡旋】
企業が求人情報をハローワークに提出し、発行された求人票が高校へ送られます。高校生は学校に届いた求人票の中から受験先企業を選び、学校推薦を受けて就職活動を行います。

 

2.【企業は直接高校生にアプローチ出来ない】
求人情報の提供・生徒情報の提出はすべて学校を経由して行われます。

 

3.【求人票】
学校斡旋で高卒採用をするには、企業がハローワークに求人票を登録します。申請した求人情報が求人票にて掲載され、高校生はその情報をもとに就職活動を行います。

 

4.【複数企業への併願禁止】
一人一社制といって、高校生は一人一社しか応募できないため、内定辞退は基本的には起こりません。もし不採用だった場合、次の応募ができるようになります。

 

5.【選考期間】
学校生活を優先するため、選考は短期間(1日)で行うことを推奨されています。

 

 

高卒採用の企業にとってのメリット・デメリット

次に高卒採用にはどのようなメリット・デメリットがあるのか、見ていきましょう。

 

<メリット>

1.【企業の活性化】
大卒よりも4年間早く社会に出るため、スキルが蓄えられます。その結果、若くても活躍が期待できるため、企業の活性化に繋がります。

 

2.【採用コストが低い】
高卒採用は、ハローワークを通して学校へアプローチする流れとなっており、就職活動期間も制限されているため、お金・時間といったコストを抑えることができます。

 

3.【内定辞退率が低い】
一人一社制のルールがあるため、内定後辞退をされるリスクがほとんどありません。

 

<デメリット>

【離職率が高い】
大学では将来について考える機会が多くあります。就職活動期間が長く、自分の適性ややりたいことを考える時間もあります。一方、高卒の就職活動では、短い期間で進路を決めなければなりません。企業について理解が不十分なまま就職活動を終えることもあるため、入社後、ミスマッチが起こってしまい、離職に繋がるケースが少なくありません。

 

 

高卒採用を行う企業が増加した理由は、上記のような「企業活性化・採用コストが低い・内定辞退率が低い」等のメリットが挙げられます。しかし、デメリットもあるため、その問題を解決することが企業にとって重要な課題といえます。

 

高卒採用の課題

前述の通り、高卒採用では離職率が高いとされています。

 

(引用)厚生労働省「新規学卒者の離職状況」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html

 

【グラフから読み取れること】
・大卒よりも早期離職率が高い

 

【原因】
・仕事に対する興味/適性がない
・労働条件
・賃金/経済的問題
・職場の人間関係
・私生活での悩み
・家庭事情による悩み

 

企業は、求める人物像・社内の雰囲気・仕事内容など企業情報を事前に伝え、ミスマッチを防ぐことが重要です。
また、採用後は普段から社内でのコミュニケーションを積極的にとる等、職場環境を整えていきましょう。

 

高校生就職応援メディア事業とは

 

従来の高卒就職活動では、文字情報のみの求人票から就職先を選ぶというのが一般的でした。文字情報だけでは企業の良さは伝わらず、ミスマッチが起こってしまう場合が多くありました。高校生就職応援メディア事業とは、地域の高校生に対してその地域の企業の魅力を伝え、企業と高校生をマッチングさせる媒体サービスです。

 

高卒者の企業選びの選択肢を広げ、高校生の地元での就職応援と地元企業の活性化に繋がる事業といえるでしょう。

 

高校生就職応援メディアビジネスが注目される理由

現在の求人メディア事業は、少子高齢化による労働力不足とインターネット普及によって、成長市場となっております。成長市場は競合が多いため、収益化が難しいといわれています。

 

しかし、高校生就職応援メディアはマーケットの空白部分で競合も少ないため、今参入することで地域の高卒採用インフラを握ることができるのです。

 

以下では、高校生就職応援メディアが注目される理由を考えていきます。

 

 

高校生就職応援メディアビジネスが優れている点

 

1.【販路】
従来のフリーペーパーはラックに設置されるだけのため、手に取られない可能性がありました。しかし、就職応援冊子は、高校の先生から生徒へ直接手渡しされるため、ターゲットに確実に届けることができます。

 

2.【使用感】
従来のフリーペーパーは、文章が淡々と書かれた職場の魅力が見えてこないものでした。しかし、就活応援冊子は、仕事内容や職場の雰囲気、実際に働いている人の声など、求人票だけではわからない企業の情報を伝えることができます。
高卒者は求人票の文字情報だけで就職活動を行っていました。しかし、高校生就職応援メディアで働いている人の生の声や職場の魅力を知ることで「働くこと」について想像でき、将来の選択肢を広げることができるようになります。

 

3.【商品設計】

企業の3つのニーズを満たすことができます。

・プロモーションニーズ…自社の魅力を伝えることができる。
・ブランディングニーズ…地域の優良企業が中心に掲載されるため、企業ブランドの価値を高めることができる。
・採用ニーズ…マッチングした高卒者を採用することができる。

 

経営者にとって、高校生就活応援メディアはただの求人媒体ではなく、企業紹介・経営者ブランディング媒体なのです。

 

ここで高校生就職応援メディアの成功事例・収益モデル例をご紹介いたします。

 

 

◆1媒体あたり概算収支(年間1~2回発行)

 

・売上高 1,600万円~

・売上原価 100万円

・売上高総利益 約1,500万円~

・営業利益 約1,000万円

・導入実績 35社以上

 

◆成功事例

 

・営業期間2ヵ月で売上2500万円を達成

・営業期間3ヵ月で売上4000万円を達成(複数社)

 

高校生就職応援メディアビジネスのまとめ

いかがでしたでしょうか?日本の超少子高齢化の影響による生産年齢人口の減少が顕著になり、多くの企業にとって労働力を確保することが課題となっています。

 

その解決策が、成長事業である高卒採用です。高卒採用には大卒採用とは異なった独自のルールがあり、メリット・デメリットがあります。企業は高卒採用独自のルールを把握した上で計画的な採用活動を行う必要があるでしょう。

 

高卒採用事業をするにあたり、高校生就活応援メディアは就職する生徒・採用企業・保護者・先生・地域経済全体にとって好影響を与える社会貢献性の高い事業といえます。

高校生就活応援メディア事業に参入するなら競合が少ない“今“です。地域密着型で寄り添い、高卒採用インフラを獲得することで地域から圧倒的に支持をされる事業を構築しましょう。

 

次回は、【高収益「第二本業」体制】の早期確立法に関するコラムシリーズの「最終回」として、すべての業種の中小企業が今すぐ実施すべきことについて、船井総研人材ビジネス支援部から提言をさせて頂きます。

 

 

 

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《スペシャルゲスト講師》

nps(エヌ・ピー・エス)株式会社(長崎県) 代表取締役 植杉 親優 氏

株式会社DANDL(ダンドル)(静岡県) 代表取締役 田中 教善 氏

 

《開催日程・概要》

2020年9月9日(水)/2020年9月28日(月)

2020年10月6日(火)/2020年10月28日(水)

 

※お時間はいずれも13:00~16:30を予定しております。

※オンライン上での開催を予定しております。セキュリティ面はしっかりと

 整備されておりますので、ご安心の上お申し込みくださいませ。

 

<詳細・ご参加のお申し込みはこちらから>

https://www.funaisoken.co.jp/seminar/063402

 

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