新型コロナウイルス感染拡大の影響で、有効求人倍率は落ち込み、業界・業種によっては、業績が悪化し中小企業の倒産や失業者が増加しております。一方で、家で過ごすことが多くなり、宅配・デリバリー人材の需要は増大しているのです。そこで、この記事では、宅配・デリバリー人材の採用・募集を強化する方法をご紹介しております。コロナ禍による新しい生活様式に適応していきましょう!
コロナ禍の現状
コロナ禍とは新型コロナウイルスによる不幸な出来事のことです。
有効求人倍率を見てみると、20年1月は1.49倍で前月と比べて0.08ポイント減、20年2月は1.45倍で前月との比較で0.04ポイント減、20年3月には前月と比べて0.06ポイント減の1.39倍にまで落ち込んでおります。
(※有効求人倍率とは求人数を求職者数で割った値のことで、雇用状況から景気を知るための統計資料のことです。)
コロナ禍により企業の採用活動が消極的になり、景気が悪化していることがうかがえます。
業界・業種によっては、業績が悪化し中小企業の倒産や失業者が増加している状況です。
(出典:厚生労働省「一般職業紹介について」
宅配・デリバリー業界への影響
新型コロナウイルス対策として、外出を自粛する人が増えております。
そのため、多くの業界・業種で業績が悪化し、倒産する企業や失業者も出ている中、「宅配・デリバリー」への需要が増大しています。
しかし、需要が増大する一方で宅配・デリバリー人材は不足しているのです。
そこで、コロナ禍に適応する宅配・デリバリー人材の集客法をご紹介いたします。
コロナ禍に適応する集客法
①宅配・デリバリーに特化した求人メディアの立ち上げ
これは、自社のホームページに加え、宅配・デリバリーに特化した求人メディアを立ち上げるということです。
普通の求人メディアを立ち上げても集客は成功しないため、以下のポイントが重要となります。
①地域にも特化した求人メディアを立ち上げる。
②社名を出さずに「~センター」「~ドットコム」という名前で運営する。
③狭いエリアで知名度を上げた上で他社に営業する。
また、宅配・デリバリーに特化した求人メディアにより、以下のメリットがあります。
・企業ブランディング
業種に特化した求人メディアを構築し、人材紹介をすることで、長期的には企業ブランディングにつながる可能性が高いです。
・人手不足の会社に貢献
この状況で、宅配・デリバリー人材を他社に紹介することができる会社は、社会的にも価値があるといえます。
そのうち、他社に「宅配・デリバリーの人材紹介といえばこの会社」と考えてもらえるようになり、案件が増え、主力事業へと成長していくのです。
②ソーシャルリクルーティングの活用
ソーシャルリクルーティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用した採用活動のことです。
デジタル時代下では、まず自社の存在を知ってもらうという意味でも、大変有効な手法であるといえます。
企業と個人が双方向にコミュニケーションをとることができるため、
・低コスト
・情報の拡散力が高い
・求職者の人柄を予測できる
というメリットがあります。
しかし、頻繁に情報発信をしていかないと多くの情報の中に埋もれてしまうため、マメな情報発信が必要となります。
アウトプレースメントの活用
アウトプレースメントとは、人員削減する企業の依頼を受けて、解雇する人員の再就職を支援するビジネスのことです。
【人材会社】
再就職を支援することで企業から費用をもらって人材を獲得できる。
【人員削減する企業】
人材会社に費用を支払うことで、解雇する従業員との円満な関係と、会社の評判を維持することができる。
【解雇される職員】
アウトプレースメントにより再就職がしやすくなる。
具体的には以下のような支援内容があります。
・面接の対策
・履歴書、職務経歴書の書き方の指導
・説明会の実施
・求人先の紹介
コロナ禍による失業者が増えている状況で、アウトプレースメントの活用は大変効果的であると言えます。
新しい生活様式に適応していきましょう!
コロナ禍により、在宅勤務など新しい生活様式に切り替わっています。
需要が増大している宅配・ドライバー人材の集客のためにも、ぜひご紹介いたしました手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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参考ページ
【求人メディア運営会社向け】コロナ不況下だからこそ検討したい求人メディアと流入経路の「多様化」