【異業種参入続々!】地域に根差した求人プラットフォーム展開の重要性

人手不足や収益悪化等、自社の課題を「後ろ」「後ろ」へ持ち越そうとなされていないでしょうか?

地方の会社が自社採用をデジタル化させる、採用に関わる業務を効率化させるために、「求人プラットフォーム」の構築が増えてきています。

それは人材派遣等人材サービスを本業とされている会社だけでなく、より地域に愛される会社づくりを目的として、もともとそれを生業としていない会社も例外ではありません。

なぜ求人プラットフォームの構築が進んでいるのでしょうか?その1つの要因として、求人情報提供サービスの市場規模の拡大があります。

2017年時点でも8500~9000億円にのぼり、2008年から毎年7%ペースで成長を続け、2019年現在では1兆円の大台に迫る勢いとなっています。

今回は「人材採用」や「人材募集」といった視点から、私どもが日頃コンサルティングの中で感じている、”一次募集”と”二次募集”の違いから解説の上、成功する自社求人メディアの立ち上げ方やそのメリット、重要性等について見ていきたいと思います。

 

今後、より重要性を増す ”一次募集”

大手広告媒体を利用しての人材募集を「二次募集」と呼ぶことにしましょう。それに対して、「一次募集」とは、自社の運営する求人メディアに、求職者を直接呼び込むことをいいます。

「二次集客~応募」と「一次集客~応募」の流れを図に表すと次のようになります。

 

図1:二次集客から応募までの構造

 

これに対して、一次集客の場合は、下図のような構造になります。

図2:一次集客から応募までの構造

 

あえてシンプルに表現している部分もありますが、多くの「非効率」が解消されます。主なメリットは3点です。

1. 自社の投下したい広告費用を、余すところ無く人材募集に充てられる

例えば、大手広告媒体Rに50万円を投下するとします。しかし、現実にその50万円は”サイトへ”の集客に利用されます。決して、”自社の案件へ”の集客ではありません。加えて、その50万円からはサイトの運営・改善のための費用も捻出されることでしょう。もちろん、自社のメディアを持てば、運営に少なからずの手間はかかります。しかし、人が来るか来ないかの博打感は確実に減るのではないでしょうか。

2. 大手媒体の中で求人同士を比較・同時応募されるリスクが減る

今やスマホ片手に仕事を探すのが当たり前の時代です。職種や雇用形態によっては、複数求人の比較・同時応募も当然です。特に大手求人媒体では、綺羅星のごとく輝く人気案件の隣に、募集に困って急遽出した不人気案件が掲載されていることもしばしばです。

求職者に多くの選択肢を提示することはそれなりに意義があります。しかし逆に、求人同士の比較を容易にし、優良案件(に見える求人)へ応募は一極集中します。人材紹介の意義の一つは、「ネームバリューは無いが優良な企業」へ人材を供給することではないでしょうか。

このように、比較しやすい時代では、応募はネームバリューのある会社に集中します。ですが、自社のメディアに誘導した場合は、自社の持つ案件の中で比較が行われます。結果として、大手媒体よりも募集効率は良くなります。

3. より高い効率を求めて、PDCAを回すことができる

外部の媒体に求人を載せる際、PDCAとは「文章の書き方」「写真の移り」ばかりに終始していませんでしょうか。しかし、自社のメディアに自社の広告運用で集客している場合は、「サイトの見易さ」「エントリーフォームの項目」「掲載写真のABテスト」「リスティング広告からindeed広告への切り替え」「Facebook広告配信対象の変更」など、多くの面で試行錯誤が可能になります。自社の努力の分だけ効率は着実に改善されていきます。

 

少し長くなりましたが、一次集客がこれからの人材ビジネスのポイントになることをご理解いただけたでしょうか。

一次募集に最適な「地域特化型」総合求人メディアとは?

一次募集を強化していくための1つに「じょぶる」という求人メディアがあります。これは大手企業とは異なり、地域に根差したビジネスを展開されている会社に向けた「総合求人メディア」です。その詳細とメリットとしては、以下のことが挙げられます。

1.求人広告・メディアマーケットは毎年成長している

求人メディアや広告等の求人情報提供サービスの市場規模は2017年では約8500~9000億円で推移していたのに対し、毎年7%ペースで成長し続けており、現在では1兆円に迫る勢いとなっております。大手企業以外にも中には地域に根差した中小企業が求人メディア事業を立ち上げて上場を果たしたケースもあり、正に時流ビジネスといえます。

2.その地域の求職者が本当に必要としている求人情報を提供可能

日本の現在の求人掲載数は約1,500万件と、市場規模が年々拡大していくにつれて、掲載数も膨れ上がっています。そのため、都市部の求人掲載が集中してしまい、どうしても地域に根差した求人情報は見つけるのに時間がかかってしまうといったケースが出てきていることも現状としてあります。「じょぶる」は地域特化型の求人メディアであるため、その地域から離れたくない求職者や近くで仕事を探している求職者が本当に必要としている地域の情報を掲載でき、かつ求職者側もすぐに仕事を検索し見つけられる可能性が高くなり、利便性が格段に向上します。

3.1社1社に寄り添った対応が可能で自社ブランディングに繋がる

「じょぶる」はその地域の求人情報の量はもちろんのこと、質も担保された求人メディアです。1社1社が本当に打ち出したい採用情報やコンテンツを自由にカスタマイズすることが可能です。また「じょぶる」事業は山口県のある会社の成功事例がモデルとなっており、「じょぶる山口」とよばれています。そこから「じょぶる」を他の地域にも展開させるためにはどうすれば良いか、どのような見せ方や打ち出し方をすれば応募が集まるか、等のノウハウが蓄積されているので、同じ「じょぶる」を展開している会社でも即座に情報共有や交換を行うことができます。その上で、1社1社きめ細やかなニーズにお応えすることができ、地域に愛される企業として自社をブランディングできます。

4.人材サービス業以外の異業種からの参入も続々

前述の3.にも繋がりますが、ノウハウが蓄積されている分、高度なスキルを持つ人材をわざわざ採用する手間が省けます。そのような参入障壁も低くなってきているからか、人材派遣等人材サービス業を展開する会社以外の「異業種」の会社からの参入も相次いでおります。

 

いかがでしたでしょうか。今後デジタル化が加速し、顧客の成功体験「カスタマーサクセス」がより重要視されていく時代、地方の会社が実施すべきことは、「地域の地域による地域のための」会社づくりです。求人メディアの立上げや、地域に根差した情報の掲載や発信が、これからの自社の企業価値を高めていくきっかけの1つともなることでしょう。いくつか成功事例も掲載しておりますので、下記URLもあわせてご覧ください。
https://www.jinzai-business.com/188-2-3-2

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