人材募集広告攻略のコツ

人材募集広告の掲載のメリット、デメリットや、募集媒体の比較をまとめています。 応募者を増やすための人材募集のコツや、優秀な人材を獲得するための方法も紹介しています。

求人広告活用メリット・デメリット

いざ「求人広告を打ち出そう」と一念発起しても、その求人広告の本質を理解していないと、応募が来ない、費用対効果が高くついたなど損をしてしまうこともあります。
ここでは媒体別に求人広告活用のメリットとデメリットを紹介していきます。

求人情報サイト

インターネット求人サイトに募集広告を掲載する方法です。

メリット

・全国の人に見てもらえる
・24時間応募対応可能
・求職者の情報を知ることが出来る
・多くの情報掲載が可能。動画などでアピールすることもできる
・インターネット経由での応募が主流である、若年層を効率的に集められる

デメリット

・掲載コストがかかる
・採用にいたらなかった場合も、同様のコストがかかる
・掲載会社が多いサイトの場合、知名度の低い会社は不利になることも
・掲載終了後は閲覧不可能

ターゲット

・今やスマホでもインターネットがつながるのでいつでも、どこでも全国の人がターゲット
・日常的にインターネットを活用しているため、若年層が多い傾向

紙媒体

新聞の求人広告欄や折り込みちらし、フリーペーパーなどでの求人方法です。

メリット

・インターネットと違い、偶然の発見が多い
・掲載終了後でも相手の手元に残る
・地域密着型の会社であれば、応募者が集まりやすい

デメリット

・情報量がが限られる
・Webとは違い、偶然の応募が多い
・全国募集など、広範囲での利用は高額なコストになる

ターゲット

・新聞広告はミドルエイジ、折り込み広告は地域別での募集がメイン

ハローワーク

ハローワーク(公共職業安定所)に求人票を提出する方法です。

メリット

・費用が発生しない
・修正・更新作業が即日対応可能
・条件次第で助成金が発生する

デメリット

・失業保険をもらうために、応募のみを行う人がいる
・希望に合うような人材の応募が少ない

ターゲット

・失業してしまった中高年
・フリーター採用

人材紹介会社

人材紹介会社に求人票を出し、人材募集を行う方法です。

メリット

・完全成功報酬型のため、コスト面のリスクがない
・キャリアコンサルが介在することが多く、目的意識のある人材が集まりやすい

デメリット

・採用一人につき、安くはない料金が発生する
・人材紹介会社に登録している範囲内でしか探すことが出来ない

ターゲット

・コストをかけてでも必要な人材

自社メディア

自社HP内に求人ページや、事業所に求人広告を張り出し告知する方法です。媒体を活用せず、自社ページ等を利用したいわゆるダイレクトリクルーティングの波も広がってきているのも事実です。

メリット

・リスティング広告などの告知によって、広告予算を決めて運用ができる
・自由に内容変更が可能
・もともと自社に関心のある人材が集まる

デメリット

・ノウハウがないと、なかなか応募が獲得できない
・ページ製作費等の別途広告費がかかってしまう

ターゲット

・会社に強い関心のある方

媒体会社の各媒体一覧(掲載課金型サイト一覧)

掲載課金サイトとは、人材募集の掲載期間、掲載量に応じて料金が発生する課金モデルです。これまで主流だったビジネスモデルでもあります。

リクナビ(正社員・契約社員・派遣)

業界最大手の求人情報サイトです。大手企業、中堅企業を中心に掲載求人数も多いです。
URL:http://www.rikunabi.com/

マイナビ(正社員・契約社員・派遣・アルバイト)

大手吸引情報サイトです。大手・中小企業の営業、事務、販売系の求人が多いです。
URL:http://www.mynavi.jp/

エンジャパン(正社員・契約社員・派遣・アルバイト)

履歴書の添削サービス、面接アドバイスなどあります。
URL:https://employment.en-japan.com/

応募者を増やすコツ

人材を募集するのには実はコツがあるのです。そのコツを3つに分けて解説します。

1.どんな人を採用したいのか明確化する。

まず、どんな人が必要なのか、自社で具体的に明確化しましょう。必要な人材が定まってもいないのに募集広告をかけても無駄です。目的がぼやけた募集要項は見る人にとって分かりにくいですし、集まってきた人も条件を満たすような理想的な人材である可能性は極めて低いものになります。

2.長く働いている社員の特徴を調べる。

仕事を語らず、人を語るのも実は人材募集に有効的です。同業他社の募集要項を見て、提示している条件が自社のものとかぶっていないか見比べてみてください。かぶってしまっているようでしたら、自社の社員の魅力をアピールしてみましょう。それが他社との決定的な差別化になります。長く働いている社員が「どんな人」なのか、「なぜ長く働いているのか」を聞き、掲載してみましょう。「この仕事がしたい」という感情ではなく「こんな人たちと仕事がしたい」という感情に訴えかけることが出来ます。

3.キャッチコピーは目立たせる

求人募集要項をつらつらと書くよりも、会社を一言で表すようなキャッチコピーのほうがダイレクトに見る人に伝えることが出来ます。難しいとは思われがちですが、上記1.2.をやっていればそれほど難しい作業ではありません。
もちろん採用したいターゲット層を考慮したキャッチコピーでなければ意味がありません。どんなことをメリットに感じて応募してくれるかを分かり易く伝えてみましょう。

これらの3点が欠如して募集活動 を行っているのであれば、一度見直してみてください。それほど労力もかからないものですので、実践してみる価値はあると思います。

中小企業に優秀な人材を確保には

会社の成長のためにもなくてはならない「優秀な人材」。しかし、中小企業になると募集してもなかなか優秀な人材が来てくれないというのは悩みの種の一つであることと思います。
そこで、いっそのこと「中小企業に優秀な人材は来ない」と割り切ってしまうのも一つの手です。ではどうすればよいか。入社が決まった人材の教育に力を注ぐことで悩みを解決できるかもしれません。人を育てるには手間暇・時間・労力等、いくつもの負担がかかります。しかし、やみくもに求人広告を出し続け、コストや時間をかけ続けるのは会社に不利に働くこともあります。
最低限のスキルを応募の条件とし、応募者の能力、知識、経験よりも人間性、行動特性、パーソナリティ、自社への熱意などを選考の段階で見極めることが大切です。「この人と一緒に働きたい(この人を教育したい)」という軸をもって選考活動を行えば、会社、応募者の双方に良好な関係が築けるでしょう。

成功報酬型(採用課金型)という方法も!

株式会社リブセンスが運営するジョブセンスを皮切りに、採用課金型の料金システムの媒体が増えつつあります。採用課金型とは、掲載料は発生せず、実際に人材を採用した時点で料金が発生する課金システムのことです。気に入った人材を採用するまで基本無料なので、若干名のピンポイント採用をするには最適と言えます。しかし、採用一口につき1万円~10万円と決して安くはない金額ですので、よく検討してみてください。

また、採用報酬型のもう一つとして、応募報酬型という料金システムもあります。こちらも採用課金型と同じく、媒体への掲載料は発生しません。求職者が自社に対し応募をかけた時点で、料金が発生します。採用課金に比べ料金発生のハードルが下がるため、料金は低く設定される媒体が多いです。応募一口につき数千円~2万円が相場なようです。また、応募課金型は特定の業種、例えば介護専門の求人サイトなどに多い傾向にあります。薬剤師や介護職などを募集している方は検討してみてはいかがでしょうか。

上記「求人広告活用メリット・デメリット」で紹介した求人情報サイトや人材紹介会社もこうした成功報酬型の料金システムを導入しているものもあります。掲載に至るまでの負担が少なく、採用するまでコストが抑えられるというのが最大の魅力でしょう。

採用課金型サイト一覧

ジョブセンスリンク(正社員・派遣)

採用課金型を市場認知させた筆頭格であり、大手求人媒体に匹敵する集客力を持っています。
URL:http://j-sen.jp/
料金:採用1件につき年収の20%~30%

マイベストジョブ(アルバイト・パート正社員・・契約社員・派遣)

ジョブセンスに次いで有名な成果報酬型サイトです。
URL:https://mybestjob.jp/kyujinkoukoku/
料金:採用1件につき31,000円~

モッピージョブ(アルバイト・パート・派遣)

主にアルバイト求人がメインのサイトです。
URL:http://mpjob.jp/

応募課金型サイト一覧

ワークゲート(正社員・契約社員・派遣・アルバイト・パート)

応募課金型の総合求人情報サイトです。ワークゲートに情報掲載すると、15以上の提携サイトにも無料掲載されるのが魅力です。
URL:http://www.workgate.co.jp/inquiry/ad/
料金: アルバイト・派遣社員・職業訓練の応募1件につき3,150円
正社員・契約社員・業務委託は応募1件につき6,300円

ショットワークス(アルバイト・パート・単発バイト)

国内最大規模の短期バイト・単発バイト専門サイトです。掲載求人件数、掲載期間は無制限ですが、月々固定費がかかります。
URL:http://shotworks.jp/sw/contents/sp/employers/index.html
料金:応募1件につき2,500円~+月額固定費2,000円~

番外編(完全無料)

げんきワーク

無料ですが、とても分かりすく設計されています。企業登録やログインといったような面倒な作業がないことも特徴の一つです。
URL:http://kyujinno.info/
料金:完全無料

エンゲージ

無料で自社採用サイトのHPを作成できるおすすめのサイトです。
URL:https://en-gage.net/
料金:完全無料

まとめ:求人媒体は結局どう選ぶ?

ご紹介したように、媒体によってメリット・デメリット、ターゲット、課金システムが異なることがお分かりいただけたでしょうか。会社の採用計画を練り、必要な人材、コスト採用手法を明確化して、それに合わせた媒体を選ぶことが重要です。
また主婦専門、学生専門等の年代や性別に特化した媒体や、旅館や医療機関などの業種に特化した媒体もあるので参考にしてみてください。
各媒体の特徴を見極めて、採用活動を行っていただくと同時に、文中でもご紹介した、自社サイトなどを活用していく方法もあります。また、「そもそも媒体を活用するかどうか」も検討してみてはいかがでしょうか。

 

あわせて読みたい

  • 求人広告に有効なキャッチコピーの作り方についてはこちらをご覧ください。

【人材募集の書き方】求職者に刺さるキャッチコピーのテクニック

 
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